三十路からのデスマーチ

何気ない日常がもしかしたら誰かの役に立つかもしれない。

それが存在しないのには理由がある

今週のお題「チョコレート」

チョコレートはほとんどの人類が好む食べ物だと言われています。

私もチョコレートを大変好んでいる一人です。

チャーリーとチョコレート工場を見て、それがおしゃれな輸入雑貨やで販売されているのを見た時は大興奮して友人たちと買いました。

近くのスーパーで売っている大きなロッテや明治のチョコレートを見るとわくわくしました。買って中身がただ板チョコを並べていた時だった時はしょんぼりしました。

 

そんな私も、バレンタインデーにはチョコレートを作ると言う可愛らしいことにいそしんでいました。

あげる? いいえ、自分で食べるためです。

バレンタインデーはその時期でしか手に入らないチョコレートを貪る日ですから。

 

チョコレートを溶かして固めるだけでなんだかとってもわくわくしました。

私は大きなチョコレートが食べたくて、アルミのお皿にチョコレートを流し込んで、カラースプレーをその上に置いて出来上がるのをまちました。

かくしてできあがったチョコレート。

 

それは、チョコレートというにはあまりに硬すぎました。大きく、分厚く、重く、そして大雑把すぎたそれは、まさに石ころでした。

世の中のチョコレートは、薄いものが多いです。

飴玉のような厚みのあるものや、ましてやカップケーキのような厚みのあるものは、なかに生クリームとチョコレートを混ぜ合わせたやわらかいガナッシュが厚い層を占め、チョコレートそのものが分厚いことはまずありません。

なぜなら噛み切れないからです。

しかし、私は夢に見ました。分厚いチョコレートにかぶりつく夢を。

その代償として前歯をもっていかれそうになりました。

学習した私は、それ以後チョコレートに厚みを持たせるときには生クリームと併せたガナッシュか、生チョコレートにしました。

まだ、チョコレートがギリギリg1円で買えた時の思い出でございます。