三十路からのデスマーチ

何気ない日常がもしかしたら誰かの役に立つかもしれない。

憧れのピザ

今週のお題「ピザ」

 

ピザ。小麦粉を使用した薄く円形の生地にトマトベースのソースに小麦粉の生地にチーズやサラミを乗せて焼いた料理。陽キャのパーティーの定番料理。

それが私の中のピザのイメージです。

子供の頃からピザは憧れの料理でした。

ピザの広告が健康食品の中に混じって入っていると、眺めながら虚無の気持ちを抱きました。

「なぜ配達地域でもないのに投函する。」

私の居住区域は宅配の恩恵が受けられない地域。

そんなわけで、私はピザーラのCMが流れると舞踏会を夢見るシンデレラのような気持ちになっていました。

そんな私も大人になり、宅配がないならテイクアウトじゃいと運転免許取得後はテイクアウトのピザを買って帰るようになりました。

その頃には日本にはイタリアンブームが訪れ、石窯ピザを扱うお店も増えていました。冷凍でも美味しいピザが手軽に買えるようになりました。

 

ある日、私はコストコの出張販売に遭遇しました。

アメリカンサイズで有名なコストコ

ピザのサイズもアメリカンです。

そこにあったのは、お盆のように大きなセミドライトマトとパンチェッタ、チーズの乗ったピザでした。

どう見ても大規模パーティーで食べるようなサイズ。

パーティーの予定はない。しかし私はどうしてもそのピザが食べたい。

コストコならばテイクアウトとして焼いたピザを販売しているようなのですが、地方の出張売り場ではそんなコーナーはなく、どうしようと思っていた時に耳寄りな情報を知りました。

コストコのピザは冷凍しても旨い。

これだ、と思った私はピザを買い、食べきれない分は丁寧にラップで包んで冷凍庫にすべてをゆだねました。

トースターでチンしたピザは、クリーミーなチーズと酸味のなかにも仄かな甘さのあるドライトマト、そして肉厚なパンチェッタが上品な味わいの激うまピザで、朝食にも最適。パーティーで大勢で食べれば一晩でなくなるピザを一週間かけて食べました。