トリッパという食材があります。日本では焼き肉屋でお馴染みの牛の第二胃袋、ハチノスです。
主にイタリア料理として有名なトリッパのトマト煮。しかし、どこでも食べられる料理ではありません。
私も長年その存在を知り、地元でメニューを載せているところを見つけて行ったら「もうやってないっす。」と言われて、ペペロンチーノを食べて帰った思い出があります。それもまた黒コショウがきいてて美味しかったのですがまた別の話。
なぜやめてしまったのかというと、下処理がとても面倒くさいのです。
とてもとても面倒くさいのです。
これはスーパーの焼き肉コーナーにあったハチノスです。
この、黒い部分。
これをとるのが、大変でござりまする。
茹でて、煮こぼして、臭いをとってかーらーのー、この黒い部分を歯ブラシでこそぎます。しかし隅々までなかなか取れません。
牛の胃の中で重要な反芻胃。さすがです。
そんなわけで爪楊枝でこそぎます。
この量に対して、かかった時間二時間。
水につけたわけでもないのに手はふやけました。
別の食材のようになったこれがアフターハチノス。
もしも次にハチノスを料理することがあれば、白い下処理済のものを買います。
万能食材タマネギと炒めます。
白ワインもあったほうがいいですかね。辛口です。
トマトとコンソメと一緒に煮込みます。
できましたー!!
あーーーこの量にこの労力!!
コリコリしていておいしいけれど、できればもっと短時間で作れたらいいのに!!
インスタント缶詰も悪くなかったのですが、やはり出来立ての方がおいしいです。
一度挑んでみる覚悟のある人はレッツチャレンジ