劇場版メイドインアビスが気が付けばR15になっていた
今年初めて観た映画はメイドインアビス-深き魂の黎明-でした。
2回観ました。
何故か。
一回観ただけじゃ消化しきれなかったので2回観ました。
ついったーでは日参している人もいるので、私はまだまだです。
私は鬱アニメと名高い13話が公開されてから、原作を買って読んだのですが、その世界観に夢中になって読みふけりました。
この続きがアニメになるのは可能なのだろうかとハラハラしていたのですが、劇場で公開されたアニメの続きは文句なしに原作の魅力をいろんな意味で凝縮されていて、「誰がここまでやれと言った」と言いたくなるくらいのクォリティでした。
都内の劇場ではつねに満席で予約しないとなかなか良い席に座れないという状態が続いていました。
それくらい人気のある作品なのに、すすめづらいところがあります。
何故か。
ストーリーがシビアなんです。
鬼滅の刃を「おもしろいよ~。」と勧めるのはコミックス派で、本誌派は「お前はこの地獄に耐えられるか……?」と相手を吟味します。
可愛いイラストなのに、その内容はベルセルク。無慈悲な展開が押し寄せます。
メイドインアビス-深き魂の黎明-は、音楽が良い、美術が良い、キャラクターが良いというクォリティの高さがファンからも絶賛されているのですが、勧められないところがあります。
R15なんです。
R15と言えば、スプラッター映画でおなじみの表記です。
プリキュアのような可愛い絵柄でR15。性的な意味ではありません。ある意味性的な嗜好を感じる人もいると思いますが、この作品は全年齢で出すことができなかったんです。
ネタバレなしで言うと、原作に忠実に、人体損壊の描写があります。
原作を読んだ人はある意味R15になったことに、原作の忠実さが期待できほっと胸をなでおろしたのですが、同時に感じました。
これを全年齢で公開できると何故思った?
と。