三十路からのデスマーチ

何気ない日常がもしかしたら誰かの役に立つかもしれない。

眠れないほど耳が痛くなった話し

旅行に行ったり映画を観たり、楽しい初夏を過ごしていた私ですが、その時はそっとやってきました。

私は耳に時々ニキビができるので、その時も「ニキビかな」と安易に思って薬を塗ったりしていました。

そのため薬を塗ってその日は眠ったのですが、午前3時耳の痛みで目が覚めました。

耳が痛いと、頭痛までしてくるんですよ。

もっと言うと、顎まで痛くなるので食事ができなくなるのです。その日は水と豆乳しか胃袋に入れませんでした。

仕事を終えて私が耳鼻科にいったのは夕方。お子さんたちの阿鼻叫喚であふれていました

睡眠不足に加えて絶食でぐったりとして座っていました。

先生は私の耳を見て「腫れていて中がみえない」とおっしゃいました。

生まれて初めて耳の中を見てそんなことを言われました。

原因はおそらく耳掃除のしすぎ。炎症を起こしているので掃除をしてもらいます。

耳の穴にガーゼを入れられた時、痛かったのは最初だけであとはなにかガサゴソガサゴソという音が延々としていました。

この時私に頭の中によぎっていたのは、東京喰種という作品の主人公が耳の中に〇〇〇を入れられるという拷問を受けていたシーンでした。

かさねて言います。痛くはなかったのです。

けれど耳の中をガサゴソガサゴソと音が聞こえるのは、さしづめ何か得体のしれないものが耳の中に入っているようでございました。

薄い本のジャンルには耳〇というジャンルもあるそうなのですが、ちっとも理解できませんでした。

耳掃除をしすぎたばかりにこんな目に遭ったのです。

そう思うと悲しくてせつなくて「触らないでぇぇぇぇぇ」と叫びお子さんの声を聞きながら泣きそうでした。

薬をもらい、食後に飲めと言われても食ができない状況だったので、豆乳を飲んでから薬を飲みました。

ディストピア飯という言葉が頭をよぎりました。

梅雨は特に体調を崩しやすい時期と言います。

皆さまもお気を付けください。さもないとあなたも私のように、耳〇とディストピア飯という悲しい体験をしなくてはならないかもしれません。