三十路からのデスマーチ

何気ない日常がもしかしたら誰かの役に立つかもしれない。

サメ映画よりもサメを見せてくれた映画アクアマン

大ヒット中の映画アクアマン、最寄りの映画館では何故か、上映しないんですか?というアンケートにだが断ると返していたため車で片道一時間以上かけて観にいきました。

 

ジャスティスリーグ以来のジェイソン・モモアが演じるアクアマンことアーサー。見た目からして海どころか陸上でも勝てる相手がほぼいなさそうな立派な体格の主人公です。

 

ジャスティスリーグ(以下JL)では仲良くしたいけどうまくできないナイーブな内面がちょこっと出て来たアーサー。そんな彼の生い立ちから原作で「なんであんなに頭デカイの? 」「土偶じゃん」と言われている人気ヴィランまで全部見せてくれました。

 

 

アクアマンは予告では、スピード感のある海中シーンや見ごたえあるアクション、ファンタジックな生き物が出てくる「ははーん、今はやりの金かけた大ヒット間違いなしのやつね。」という印象を抱くのですが、観おわってからは想像の数倍「えらいもの観てしまった。」という感想が出てくる映画でした。

 

アクアマンのすごいところ「油断すると爆破」

アクアマンは、アーサーのお父さんとお母さんのなれそめや、二人がいかに愛し合っていたかということも語られています。

そして、彼を信頼してやってきた王女メラとのラブストーリーもあります。

アクション映画でそれを語ろうとすると、どうしても「動」の中に「静」の雰囲気が必要になります。

この時間のさじ加減に寄って、「いつまでこれ観なきゃいけないの? 」という時間を感じることがあるのですが、アクアマンは観客が油断をした瞬間に爆発が起きます。

主人公たちも「今良い雰囲気だな……。」と感じた瞬間に必ず敵の邪魔が入って強制アクションシーンになるのです。まるでラブコメディの主人公とヒロインがくっつきそうになると必ず邪魔が入るようないいタイミングでくるのです。

このまったり→爆破→アクションの流れが繰り返されることになり、最後の最後の一番いいラブシーンも「爆破されるのでは?」と懐疑的に思ってしまうのです。

 

アクアマンのすごいところ「カメラワーク」

 映像もすごいけどカメラワークが「どうやって撮影したの??」と思ってしまうようなダイナミックさなのです。

家庭用ゲーム機でゲームをした方なら「あ、これ●●で観たことあるやつ!」というような立体的なアクションシーンの見せ方。コントローラーを握ってコマンド入力をした時のような爽快さ。

そして、イタリアでのアーサーとメラが並走して敵に追われるアクションシーンは、どんな脳みその構造をしていたらこんな映像が撮れるのか、驚いて目が離せません。

常々、映画好きなら思っていることではあるかと思いますが、どんなに素晴らしいCGを駆使しても、どんなに火薬の量を増やしても、ただ平面で撮っているだけでは「きれいな映像だな~」以上の感動はないのです。

私はロード・オブ・ザ・リングを観た時に、初めて「これ、え? どう撮ったらこんな映像ができるんだ……????」と映像に圧倒され呆然としました。ピーター・ジャクソン監督の「キングコング」も同様に素晴らしく、CGよりも監督の手腕に感動しました。

 

アクアマンのすごいところ「超文明の武器を解体→再利用」

 マーベル作品ですが「アイアンマン」は、スーツは自分で作るヒーローをスタイリッシュに描きました。主人公のアイアンマンこと、トニーはテロリストのところから逃げるために、自分の兵器を改造してアイアンマン初号機を作りました。

 

敗北した敵キャラが、主人公に復讐するために主人公を忌々しく思っている勢力からすごい武器をもらうことはよくあります。その時にケチをつけるのが、よくても「この色は嫌だ」くらいです。

アクアマンの宿敵、ブラックマンタは、自業自得ではありますがアクアマンに復讐を抱くヴィランです。

彼は超文明の武器をもらい、勝手に自分で解体、改造、色ももちろん変えるのです。「普通そんなことする? 超文明の兵器なのに??」と驚いている間に、何故そのデザインになったのかというエピソードになっているのです。

「この映画考えた人頭良すぎでは??」と圧倒されてしまったシーンです。

 

 

アクアマンのすごいところ「圧倒的海の仲間大集合」

 JLでも少し語られているのですが、アーサーは海の仲間と会話できるのです。

アクアマンの劇中にはタツノオトシゴのような不思議な生き物が馬の代わりになっていたり、かと思えばサメが馬のように使われます。

サメです。

サメがたくさん見れるのです。

某サメ映画ファン界の第一人者の某氏も認めるくらい、アクアマンは普通のサメ映画よりもサメを見せてくれるというお墨付きです。

最終決戦では海の仲間、クジラやイルカ、サメ等そのほかもろもろの様々な生物がアーサーのために駆けつけてくれます。敵側の馬のようなタツノオトシゴも、サメも、「あわわわ。」とうろたえるのです。

ちょっぴり可愛いです。

昨日の敵は今日の友だったりするわけです。

「ちょっと待って、ここまで盛り込んでいいの?」と思うくらいの展開が待ち受けているのです。

 

アクアマンのすごいところ「属性全部もち」

 映画には、ジャンルがあります。

アクアマンはSFアクション映画に分類されていますが、ラブストーリーも、人間ドラマも、ホラーも、そして怪獣も、映画ジャンルの属性が網羅されているのです。

 

そんなアクアマンは、家族で見ても楽しく、恋人同士でも、友達同士でも、もちろん一人で見てもとても楽しいのです。

 

 

 

 

 

Vtuber界の異端児「今酒ハクノ」

気がついたら2019年にとっくになってました。柳沢です。

私、実は2018年に「御利益がヤバい!エグい!半端ない!」で有名な安井金比羅宮に行って参りまして、それから様々な別れがありました。

しかし、2019年になってから衝撃的な遭遇がありました。

その方はVtuberの一人で、私がこれまで想像していたVtuberとはまったく違う人でした。

 

その方は今酒ハクノさん。


【知育菓子】『ストロングねるね』で知性を取り戻そう!【073】

 

お恥ずかし話しでございますが、私は今までVtuberというジャンルは「癒し」や「アイドル」としての存在だと思い込み、私のような荒れに荒れた安いタオルのような存在には向いていないと思っておりました。

 

様々な○○系Vtuberが存在する中、今酒ハクノさんが掲げるのは

 

酒クズ系

 

「酒!名声!滅びよ人類!」から始まり、時には荒んだ日常ネタを交えつつ、時には大五郎のストロングゼロ割りをあおりつつ語られる映画レビューやゲーム実況。

まさに大人のためのVtuber

彼女のハッシュタグは「#滅びよ人類」。いつしかそれが今酒さんの動画感想だけでなく、その日の晩酌をツイッターにアップするハッシュタグになり、生放送では乾杯の代わりに「滅びよ人類!」コメで視聴者と共に杯をあおる儀式が行われています。

 

この時点ですでに興味津々な方はぜひともYouTubeで検索してみて下さい。

 

私が今酒ハクノさんを好きになったきっかけは、画面から溢れだす彼女の生々しさでした。

 

可愛いCGのキャラクターに可愛い女性の声がつく、もしくは端正なCGキャラクターにイケボな男性の声がつくのが一般的なVtuber

 

しかし初期の今酒さんはマウスで描いたような女性のイラストがカクカク動くという手作り感が全面に押し出た姿でした。


【紹介】食品加工工場ってどんな所?【003】

 

ハキハキとしたハスキーな声に「男性? 女性?」と判断が付かない人もいました。

 

再生した人は、彼女の法律無視の純黒バイトや工場勤務の虚無感、生理痛のつらさなど、生きた人間の口からしか出ない体験談に多くの人が引きつけられました。

 

2019年2月現在、アバター作成アプリも無料で簡単に入手でき、スマートフォンさえあればVtuberになれる時代になりました。

 

そんな中、時には異端児が登場するのです。

 

可愛い狐耳のキャラクターがおじさんの声で喋るVtuberねこますさんは、その最も成功した例だと言われています。

可愛いキャラクターが時折見せる世知辛い世の中の出来事や、二次元の向こうが透けて見える生々しさに、多くの人が心を奪われました。

 

今酒ハクノさんも、二次元の向こうにリアルの見えるVtuberとして多くの大人を夢中にさせています。

今酒ハクノさんの魅力の一つは、彼女の見えるギリギリ感と、そこからなりあがってほしいという応援したい気持ちが湧き上がることです。

 

当初彼女はかくかく動くイラストでVtuberになっていました。しかしそれを「整形」という形で元の特徴を残しつつ、よりVtuberらしい端正な姿に作り替えました。

当初の方が好きだったと言う人もいますが、それ以降彼女の動画の視聴率は上がり、登録者数も上がりました。

ファンとして彼女が成功していく姿に胸が熱くなり、自分もうじうじ悩んだりせずに周りを滅ぼす勢いで頑張らなくてはと勇気がわいてくるのです。

今日も多くの人たちが「♯滅びよ人類」をツイッターに乗せて、その日あった良いこと悪いことを飲み込む儀式を行っているのです。

 

 疲れているときほど染み渡るお酒のような存在のVtuber今酒ハクノさん。お酒が苦手な方も、動画レビューやゲーム実況から入ってみてください。彼女から滲み出す人間味に、いつしか夢中になってしまいます。

 

 

 

 

 

 

 

何故こんな記事を書いたかというと、そのうち「人気Vtuber今酒ハクノとは!?その年収や本名を公開!」というまとめ記事が出てくると思ったので、そういう記事が出る前に一ファンとして気持ちを書かずにはいられなかったのです。

 

ちなみに今酒ハクノさんは過去うっかりほしいものリストで本名を公開してしまっていたという反省を機に本名の隠し方を動画で公開しています。

 

もしこの記事を読んで今酒ハクノさんに興味を持ってくれた滅ぼシストが一人でも増えれば、嬉しいです。

ここまで読んでいただけなくても、途中で気になってYOUTUBEを見に行ってくれれば本望です。

 

一年を振り返って

 今年はいろんなことがあった年でした。

 身内の葬儀から人生初のオーバーブッキングまで、そろそろ生き慣れて来たなと思ったときこそ様々なトラブルがやってくるものです。

 その中でも「今年の1位はオーバーブッキングだな」と高をくくっていたら、それ以上の出来事がありました。

 

 車にはねられました。

 

 日本では二人に一人が交通事故を体験するといいます。私は、当て逃げ、後ろからの追突、自身の物損と、一人で交通事故に遭う確率を上げていたのですが、まさか自分がはねる側ではなくはねられる側になる日がくるとはおもいませんでした。

 ここに書きこんでいるんだから大したことないんだろ?と思った人もいるかと思いますが、結果的には大したことはありませんでしたが、一カ月ほど入院しました。

 今となっては大変な目に遭ったなという感想が大きく残りますが、遭ったときは大変でした。

 なぜなら遠出する用事があったのです。

 某携帯電話ショップ勤務時代には、あまりにも日々の出来事に疲れすぎていて、いっそ車にでもはねられてしばらく休みたいと思っていた時もありました。

 今はそんなことを思っていた自分の肩をそっと叩いて伝えてあげたい。

 

 仕事辞めた方が絶対ましだよ、と。

 

 これから年末年始にかけて、車で移動する人もいるかと思いますが、くれぐれもお気を付けください。

 

 交通事故は、加害者も被害者も両方大変な目に遭います。

UVERwoldと「ヴェノム」の親和性

マーベル界の人気悪役キャラクター、ヴェノムの映画が本日公開されました。

アベンジャーズ・インフィニティーウォーがいろんな意味でお子様向けではなく、デッドプール2は完全に大人向け映画、その中でしょっぱなからグロテスクなイメージをめいいっぱい広げた予告編を出したヴェノム。

PG12です。いつからマーベルは大人向けになっちまったんだ……と嘆くのはお門違いです。

日本のアニメ界でも三十、四十年代の懐かしい漫画がアニメ化しているのです。

お金を持っている層を刺激する題材を選ぶのは正しい商業の在り方なのです。

 

本作のストーリーは、トム・ハーディー演じる「エディ」という記者が主人公です。虐げられている人たちのために、スキャンダルや特ダネをすっぱ抜くちょっとイキったイケメンを演じています。

このエディが超巨大企業、ライフ財団に噛みついて人生を転落させたことから始まります。

内部告発により違法研究施設に潜入成功。そこで(ネタバレ)なことがあり、宇宙から採取された謎の生命体、シンビオートに寄生されてしまい、えらいこっちゃ。なんやかんやあって自分に寄生したシンビオートのヴェノムと悪徳大企業と戦うことになるのです。

 

本作、日本からは人気アーティストUVERwoldがテーマ曲を担当しています。

ヴェノムを知っている人なら、「いや、あいついつも腹ペコでそんな善悪とか真面目なこと考えていないよ。」

と言う人もいるかもしれません。

しかし、このUVERwoldは映画「ヴェノム」と親和性がかなり高いのです。

本作のヴェノムは禍々しく、人間の頭をもりもり食べています。進撃の巨人寄生獣のようにはっきりとは描写されませんが、本人たちが「頭食った!」と騒いでいるので頭を食べているのです。

人間からしたら夜にエンカウントしたくないヴィランですが、ヴェノム自身は自分のことを負け犬だと表します。

エディもまた負け犬。巨大企業に脊髄反射で噛みつき、職と恋人を失います。恋人の今彼は医者でイケメンで奇行に走るエディにも親切にしてくれます。完全に勝ち目はありません。

ヒーローなんてこりごりだ。弱い人たちのために戦ってきたのに、こんな人生最悪だ。

そんな彼が、自分の身体はぼろぼろで、もうすぐ死んでしまうかもしれないという状態だと知りながら、世界を救うために戦うのです。

 

本作の主人公達は、負け犬から始まります。

 

さて、若者に大人気のUVERwold。彼らは挫折を知っています。報われないつらさを知っています。

UVERwoldの歌は悔しさをにじませ、それでも絶対に負けない。お前らになんかへし折られないという気持ちであふれていて、今の若者たちの支えになっています。

UVERwold「GOD and EVIL」は映画を観た後に聞くとずっとその親和性に感動すると思います。

 

ちなみに、ヴェノムはエンディング後に少し「次回に続く」的な映像が挟まれ、最後にさらにもう一つおまけが挟まれます。

それはまるで子供の頃に見た、二本立ての映画のような感動を覚えます。

 

最後に、内臓とか血が出るなら見れないと思っている人に安心していただきたいことがあります。ヴェノムは、内臓は出ません。断面図も出ません。でも、痛んだ魚を食べるシーンや、便器に顔を突っ込む嘔吐シーンがあります。

一番グロテスクなのはヴェノムの顔なので、そこがクリアできるようでしたら是非とも観ていただきたいです。

見終わった後に「これはトム・ホランドスパイダーマンに近づけちゃいけない奴だ…。」と感じます。

 

時間泥棒You Tuber

最近自宅で仕事をしているときにYou Tubeをよく見るのですが、好きなYou Tuberができるともうだめです。仕事ではなくただの休憩になってしまいます。

子どもたちのなりたい職業に選ばれるのも納得です。

人気のYou Tuberさんたちは皆楽しそうなんですよね。

 

オコゼをさばいてみたり

トラフグをさばいてみたり

アスレチックに行ったり

大きなプリンを作ったり

クレープ屋さんになってみたり

大きなたこ焼きを作ったり

コンビニで10万円の買い物したり

女装してミナミの繁華街に立ってみたり

 

いろんなことを全力で取り組んでいるんです。

一人だったら絶対できないテンションで、楽しそうに様々なことに取り組んでいるんです。

子供の頃は「大人になったらサッポロポテト100袋食べたいな」と思っていたけれど実際やってみるとちっともテンションが上がらないことも、子供の頃のテンションのまま食べつくす。そんな人がYou Tubeで輝いているのです。

自分がやるとなったら絶対できないことも、他人が全力で取り組んでいる姿は見ごたえがあり夢中になってしまいます。

 

前職で心身ともに追い詰められていた時は、「You Tuberったって素人でしょ?」と思ていたのですが、最近は良いカメラをもっている人も多く、画質が悪いカメラでもそれはそれで味があり、中の人の魅力で十分カバーできます。

 

テレビの世界だったらスポンサーの商品を使わなきゃいけないとか、スポンサーの好みに合わせなきゃいけないとか、不謹慎とか視聴者に気を配らなきゃいけないとか、いろんなしがらみがありますが、You Tuberは自分の実力とセンスを発揮しています。そこにはテレビにはない面白さがあるのです。

 

皆さんも是非とも、お気に入りのYou Tuberを見つけてみてください。そこには深い沼があり、時間が阿空間に飲み込まれる現象がたびたび発生する未来がまっています。

献血は簡単だけど誰にでもできない

誰にでもできる簡単なお仕事

という文句に騙された人は多いと思います。

そんな誰にでもできるフレーズがついている献血

こんなこと言うと赤十字から怒られると思うんですが、どうしても伝えたい。

 

献血は誰にでもできません……。

 

これは、献血を60回以上行ってきた私の結論です。

 

だからこそ、いろんな人に献血に行ってほしいという正直な気持ちです。

 

ジュース飲みに行こうぜ!とみんなで行ってみたら、一人だけアレルギーの薬飲んでいてできなかったとか、昼食の揚げ物の油が浮いてできなかったとか、比重が足りなかったとか、いろんな理由で献血ベッドに行くまでにふるいにかけられるのです。

 

そんな私が今まで献血できなかった思い出を語ろうと思います。

 

まず献血は、問診を行います。体重身長を書きこみ、熱を測ります。

ここで微熱が出ていたらだめです。

痛み止めや風邪薬など、薬を三日以内に服用していたらだめです。

化膿している傷があったらだめです。

体調が悪い人はもちろんだめです。

平熱だった人は次に進みます。血圧測定です。

ここで血圧が低かったり高かったらだめです。冬場は特に血圧が下がりやすいので、ここではねられることもあります。

そこをクリアして、血液検査です。やっと血を抜きます。ここでは少し血を抜いて、血液の比重を調べます。

この血液検査は、成分献血か全血かで変わってきます。

全血ができない人も、成分献血ならできる人もいます。

しかし、直前の食事が脂っこいものだった場合、血液に油が混じっていて献血できません。

 

この油が混じっている状態、比喩ではなくガチで油が混じっています。

バター多めのトーストとか、焼肉とか、揚げ物とか。そういった食事をしてから行くと、血液に油が混じるのです。

これは見せてもらったことがあるのですが、本当に血液の上に油がたっぷりなみなみあるのを試験管のような細いガラス管のような入れ物で見せてもらったのです。

見た瞬間、こんなものが私の身体に入っているのかとぞっとしました。

 

ちなみに女性の場合は生理直後だと血が薄くてはねられることがあります。

生理中はいわずもがな。むしろお勧めできません。血を失いすぎて倒れます。

 

さて、ここまでをクリアした人は選ばれし者として採血ルームの扉をくぐることができます。

貴方の身体にある血を待っている人が居るのです。堂々と行ってください。

そこではDVDやテレビを観ることができます。本も読めますが、片腕が使えないので読みづらいです。

採血用のベッドで横になり、看護士さんたちが飲み物を運んでくれるのそこはホスピタルカフェ。看護士さんたちは常に貴方を気遣ってくれます。血を代償にしばし王様気分が味わえます。

ここまできたらもう八割は勝ったものなのですが、まだ油断はできません。

献血用の針は、太いのです。

血管が細い人や、血管が固い人は、ここで最も最悪の状況、針が血管に刺さらないという状況に遭遇することがあります。

ここはもう看護士さんに頑張ってもらうしかありません。

難なく刺さった人はおめでとう、しばし安息をとられよ。

しかし刺さらなかった人は、残念ながらここで退場です。

 

献血は、誰にでもできることではありません。

輸血や移植をした人、何らかの事情で薬を常用している人、その日の体調が悪かった人、血液の比重が足りない人、等など様々な事情で献血ができない人がいます。

 

ジュースが飲みたいなんてそんな不純な動機で献血なんて……と考えている人、いいじゃないですか。ジュース、飲んでください。お菓子、食べてください。貴方が健康でやってきて健康に帰ってくれれば、その血は誰かを助けることができるのです。

 

自分は献血ができないダメな人間だ……という人もいますが、ダメじゃないのですよ。献血は誰にでもできないのです。貴方のその気持ちを他のことに生かしていただけないでしょうか。

 

日本の端っこでオーバーブッキング

なんらかの事情で航空会社が席を確保できず「お客様の中に、次の便でいっか~、と余裕のある方はいらっしゃいませんかーーー!」と叫ぶ回数は、お医者さんを探すよりも確率が高いと言われています。

東京から主要都市に行く時に起こることが多く、出張中の人や学生さんが「いっちょ航空会社を救ってやりますか」と席を立ち、申し出たらすでに他の人からも申し出が殺到していた、なんてこともあるオーバーブッキング。当日便乗り換えなら7500マイルか現金1万円を選べる謝礼があるので、やぶさかではないという人も多いです。

 

時間に余裕のある人ならば謝礼金、もしくは謝礼マイル獲得チャンスとして、アナウンスが流れた瞬間に航空会社の窓口に走るといいます。喫茶店にいたらもうだめです。聞いた瞬間に行かなければ他の人が謝礼を受け取ってしまうかもしれないのです。

中には申し出てたけどブッキングが発生せず普通に乗れるのに「なんで謝礼がない」と逆にクレームをつけるモンスターが発生して飛行機の離陸が遅れることもあると言います。

 

そのため日本では無理矢理引きずり下ろしたりなどということはなく、誰も挙手しなかった場合、時間以内に搭乗口にこなかった人の席が譲られる仕組みになっているといいます。

 

私は何度か飛行機を利用しているときにアナウンスを聞き、「いや~残念っすわ~こっちの便なら譲るのに~」と思っていました。

 

それが

 

なんと

 

ついに私の乗る便で出くわしたのです!

 

この時の募集人数は1名。周りを見渡せばカップルやご家族連れや女子会旅行のグループで溢れていました。

 

ぼっち私だけじゃん

 

しかも保安検査所通過しちゃったよ。いや~残念っすわ~。

 

そう思って座席でツイッターを眺めていたらまたもや募集のアナウンスが。

 

これは…連休前ということもあり出張の人もおらず単身で飛行に乗るような乗客もいないということか…。

 

そう気付くと、何故だか「お前一人なんだから次の便に行けよ。どうせ待ってる人も予定もないんだから。」という幻聴が聞こえてくるのです。

 

いやでも保安検査所通過しちゃったし…いいのか? 行ったらすでに締め切ってたりしない?

そんな不安を抱えながら保安検査所の職員さんに申し出ました。

 

ここからが長かった…。

 

まず、保安検査所の職員さんは航空会社の人ではないので「では窓口に行って下さい」と搭乗待合室から一旦出されます。

航空会社の受付カウンターに行くと、搭乗手続き中の利用者の列に並んで待たないと行けません。

面倒くさっ!と思っては負けなので、この先に航空会社スタッフの笑顔があると思って待ちます。

 

締め切られていた場合飛行機に乗れるのか…?

私はいらない子なのでは…。

 

そんな思いを抱えながらカウンターで申し出るとそこには安心したようなスタッフさんの笑顔が!!

「御協力ありがとうございます!」

その一言でこのハラハラ感が消えていきます。

いえいえ、そんな、いつもお世話になってますし…等と会話している場合ではありません。離陸時間が迫ってます。

 

そこでは名前と住所を書いて、もし席が確保できた場合はそのまま乗ることと、確保できなかった場合のみ便の移動と謝礼が発生するとこを了承します。

 

手続きを一旦終えると再び保安検査所に向かいます。そこにも長蛇の列がありますが私はもう余裕のよっちゃんなので「おん、ええで。もう一度検査したらええんじゃな。」と並んでいたらアナウンスで私の名を呼ぶ声が…。搭乗窓口にお越し下さいと言われてもまだ保安検査所通過しちゃってないよ??

ええええええ!!?と焦りつつもスタッフさんがいないので、普通に手荷物検査を受けて検査所を通り、私が呼ばれた柳沢ですと搭乗口で申し出ます。

ここでやっと席が確保できないので次の便でお願いしますということになるのです。

保安検査所からまた出て、飛行機が離陸するのを待ちそこで書類に署名して、新しい便の航空券と謝礼をいただきます。

 

といった一連の流れで航空会社の感謝と謝礼をいただきました。

次の便も二時間以上待ち、周りに空港以外にお店もなく、早い時間帯だったので空港内で過ごしましたが、もし予定が入っていたら絶対にできませんでした。

だって地方民。朝一番にTDLTDSに行こうとしたら早朝便に乗るしかないのです。それに乗っても開園にぎりぎり間に合わないのです。コミケの一般参加なんか始発組の後の長蛇の列に並ぶしかできません。サークル参加は確実に間に合いません。

そんなギリギリの状態ならば「残念っすわ~」と聞こえないふりをしていたかもしれませんが、奇跡的に余裕をもって早朝便を予約していました。

同行者がいてもできませんでした。

オーバーブッキングは日本の航空会社ではめったに起きないように工夫がされているといいます。

もしも私が移動しなかったら、何かの事情でギリギリ間に合わなかった人が乗れなかったのかもしれません。

そう思うと、今後も余裕をもって保安検査所を通過しようと感じました。