ハロウィンの存在を知ったのは20年以上前でした。
昨今、ハロウィンは仮装をしてはしゃぐ日と思われがちですが、USJではハロウィンの伝統にのっとり、現世に舞い降りた魑魅魍魎に魂をとられぬようスタッフ一丸となって魑魅魍魎が逃げ出したくなるほどのガチな変装を行い入園者を怖がらせるイベントを行っているそうです。
ディズニーがきらびやかなイベントを行っていますが、USJはガチです。
昼はまだミニオンがはしゃいだりしてますが、日没後ガチの大人のハロウィンです。
ハロウィンは行ってみたいけど、それだけのためにパーク入場券はきついっすわ……。
と思っている人は「ハロウィーン・トワイライト・パス」という15:00以降から入場できる、1日入場券よりも1500円くらい安いのがあります。私は今回これで行きました。
トワイライトパスを購入する人は多いようで、予約したチケットを持っていくと、チケット販売機に列ができています。この時すでに仮装をしている人達がいます。スタッフは普通ですが、傷口シールやら血糊やらでめかしこんだおねえさんたちがいます。
パーク内にはホラー映画界のマスコット、チャイルド・プレイのチャッキ―やゾンビから逃げるタイプの迷路型お化け屋敷がにぎわっています。エクスプレスパスもありますが、平日は15分や10分という短い時間で入れるようです。
ポスターや公式サイトで恐怖をあおりまくっているアトラクション「トラウマ3」も人が向かっていました。
私はお化け屋敷が苦手で、自分から恐怖に向かって歩いて行くことができないので、ライド型のお化け屋敷があればぜひとも行きたいのですが、自分で歩いて行く系は無理です。
さて、USJには夏にはなかったボロボロのパトカーやら、金網で区切られた謎のスペースやら、ゾンビ注意というような看板がちらほら見えます。
日没後に一体なにがおきるのでしょうか。
そんなことを思いながら、サメに襲われる体験をしたりターミネーターの会社サイバーダイン社が貞子さんにジャックされるシアターを見たり、しながら日没になりました。
シアターから出ると、電ノコの音が響き渡っていました。
へぁっ!?
という声が思わず出た私の目の前では、海外ドラマや洋画でおなじみの、オレンジ色の囚人服を来たゾンビスタッフさんが槌や電ノコを手に徘徊していました。
日没後、ゾンビめっちゃ出るから気を付けてね、って聞いてたけど、本当でした。しかも全部ガチ。スタッフさんたちの喉が心配なくらいの金切り声をあげながら襲い掛かってきます。
これがもう充分トラウマですよ。
公式サイトでゾンビを見ましたけど「どうせフォトショップで怖く加工してるんでしょ?」と思っていたのにまんまでした。
しかし、USJのゾンビスタッフは伊達ではありません。
定期的に音楽が変わり、アップテンポに合わせてゾンビスタッフさんたちがダンスを見せてくれます。
しかもゾンビスタッフさんが手招きしてくれて、近づくと簡単な振り付けを教えてくれてみんなでダンスを踊り跳ねるというパーリーピーポーゾンビに変わるんですよ。
ちなみにあちこちにSWATの皆さんがいて、ウィルスに感染していない人は避難させてもらえる、という参加型イベントがあります。
ちなみにゾンビ系のコスプレをしている人とかフェイスペインとをしていると「感染してるからだめだ!」と参加させてもらえませんので要注意です。
年々怖くなっているというのは伊達ではありません。
ゾンビ映画好きな人にはおすすめの最恐イベントでした。一人でも充分楽しむことができるので、初めての一人ハロウィンデビューにもおすすめです。