最近ではスイーツ男子という言葉があるように、甘党な男性が形見を狭い時代は終わりを告げようとしています。しかしそんな日本でも、この日だけはチョコレートを買いづらいのではないでしょうか。
バレンタインデー。
海外では好きな人にカードを贈り合う日。婚姻を禁止されたローマ時代、恋人たちのために一肌脱いで秘密で結婚させてあげていたヴァレンティヌスさんが処刑された日。※所説あり。
日本ではお菓子会社の陰謀と恋と甘い物が好きな女性たちの購買意欲が結びつきチョコレートパーティーの日になっています。
本命から義理まで日本人の奥ゆかしさと義理人情をカバーし、女の子同士で甘いものをつつきながら井戸端会議をし、男の子は無駄に心拍数の上がるこのイベント日。甘党な自分も本日チョコレート特設コーナーに行ってきました。
悲しいことに田舎の片隅に住んでいると、テレビでよく取り扱われる極上スイーツや高級ホテルのシェフが考案しましたというような甘いものはネット頼りなんです。
都心のイベントニュースを飛行機に乗らないといけないような場所まで放送してどんな利点があるんでしょうか。羨ましがらせているんでしょうか。羨ましいです。
この日を利用して噂の日本酒チョコを探したのですがありませんでした。さすがバレンタイン前日。瞬殺です。他のチョコレートを吟味していると、隙間の空いた棚を女性たちが吟味していました。
その中に、中年の男性が。
この時期にこのスペースに入ってくる、まさに勇者です。
勇者はすばやくレミーマルタンのチョコレート(さっき自分がガン見してました)を取ってすばやくレジに行き、わき目もふらずそれこそ後ろの自分にぶつかる勢いで立ち去りました。
写真は2人分ですが、勇者がとったのは2~3人分でした。
これはチョコレートを食べているのにお酒を飲んでいるのとほぼ同じくらいアルコール分が口の中にしっかり感じられるものなので、食べた後の運転はだめなやつです。
食べた後に辛いつまみが欲しくなるくらいだめなやつです。
あの量をつまみに酒を飲みのは少し胸やけしそうです。
ということは、もしや、誰かと食べるのでは?例えば奥さんとか。バレンタインなんて関係ないわよねという熟年のまったりした夫婦間にそっと出すチョコレート。侮れない勇者です。
恋人たちのバレンタインは、最近はチョコレートと一緒にネクタイやチョコレートと一緒にサイフなどホワイトデーのお返しを考慮したものが多いようです。
むしろ男性から三千円のチョコレートよりも三千円の寿司のほうがいいというような意見も寄せられていると。モテる男は言うことが違いますね。
でも、チョコレートも受け取ってほしいと言う気持ちが、少なからず女性にもあるのでこんなに長いこと日本でバレンタインデー=チョコレート文化が続いて来たのでしょう。
高いチョコレートは自分のためにとっておいて、好きなひとを誘っておうちでご飯を食べて、最後にお酒のおつまみにそっとチョコレートを出す。そんな演出はいかがでしょうか。
最後に、簡単な生チョコレートの作り方をご案内します。
チョコレートと生クリームの割合を2:1で湯煎してゆっくり混ぜます。そして固めた後四角に切ってココアパウダー(森永とかの純ココアでも可)をまぶすと、バーとかで一皿1000円とかで出される生チョコと見た目もほぼ同じです。
シンプルはベストです。是非おためしあれ。