三十路からのデスマーチ

何気ない日常がもしかしたら誰かの役に立つかもしれない。

ゲーム脳

風邪を引きました。二月の初めでした。固い鼻水とガラガラの声、熱が無いのに止まらない咳。それが二週間続きました。

ツイッターで勇者は何故若いのかという疑問に対して、「一晩寝ても疲れが取れるのは若いうちだけ」という大変説得力のあるつぶやきを見ました。

私も、健康だけは人一倍気を使っているつもりでした。

しかし三十路過ぎたあたりから、自分の身体があまり丈夫ではないと感じるようになりました。

状態異常が何ターンしても治らない。

ゲームの世界なら状態異常を一瞬で治してくれるアイテムがあるのに、悲しい。

「休めないときに」とか「しつこい風邪に」とか「あなたの風邪はどこから? 」とかで頑張れたのは二十代までです。

三十路すぎるともう無理です。

そんな時に、頭上にライフゲージが見えるような気がするんですよね。真っ赤なライフゲージが。朝は黄色なんですけど、夜には赤く残りわずかなライフゲージ。

よく「セーブしてやり直せばいいや」というのがゲーム脳だとテレビでは言ってますけど、ゲーム脳はそんなものではないです。

身体がギリギリの時に現実逃避する思考回路がゲーム脳なんです。