三十路からのデスマーチ

何気ない日常がもしかしたら誰かの役に立つかもしれない。

引越しでしくじった話し

以前、私は就職と同時に引越しをしたことがあります。

引越しと共に実家から遠方になり、どうしても一人暮らしをしなくてはいけない状況でした。

私は「即日入居って物件もあるし、二週間くらいで引っ越せるやろ!」と振り返れば、過去に戻れれば星一徹が息子の顔をはたくようにびんたしたくなるような甘い考えをもっていました。

 

その結果、私は三つのしくじりをしました。

 

物件を決めるときは

・見学

・申し込み

・審査

・契約

を得て初めて入居できます。

申し込みから入居の間は長ければ一カ月、短ければ三週間ほどかかると言われています。

 

私の一つ目のしくじりは、相談するときにどのくらいの期間がかかって、入居はいつぐらいになるのか、きちんと説明を求めなかったことでした。

 

 

不動産仲介業社では、その仲介業社の持つ物件と、もう一つ、別の不動産会社が管理しているそれよりも家賃はあがるけれど設備の良い物件を紹介してもらいました。

私は後者の物件の方が気に入りました。

周りの治安もよく、静かで、駅から近い。しかし、もう一軒不動産仲介業社に行く予定が合ったため、その場では契約を踏み切りませんでした。

 

別のところでは良い物件を紹介してもらえなかったので、その直後に最初の会社に連絡して申し込みに行きました。

その時に、就職の内定通知書が契約の際に必要になる旨を伝えられました。

私の就職先はIT関係。通知は書類ではなくメールでした。

 

会社に連絡して送ってもらうというさっそく精神的負担を強いられました。

 

過去不動産では保証人が必要でしたが、現在では家賃を保証する会社にお金を払うことで契約できます。

保証人も高齢化が進んで支払い能力のない人が多いので、保証人が用意できてもできなくても、物件によっては初期費用の高さ=お金で解決しているのです。

 

見積もりの時に、賃貸サイトにはでてこなかった料金が家賃に含まれていることが分かりました。

 

賃貸を検索するときに「共益費込み」にチェックしても、不動産会社が保険料や雑費など別の項目としてあげてしまうと、検索サイトで見ると正確な金額がでてこないことがあるようです。

 

鍵の交換費用や仲介手数料、家賃などもろもろあわせて30万円ほどしましたが、仲介手数料は半額にしますということだったので、得したなぁという気分でした。

 

 

申し込みの後に入居前にある契約の時には再度来店が必要とのことでした。

 

私の二つ目のしくじりは、賃貸の契約の流れをしっかりと把握しないことでした。

 

もう一度来る交通費でちょっといい家具が買えます。郵送ではできないとのことで、悲しいけれどじゃあやめるとも言えませんでした。

 

申し込みを終え、審査も終え、後は引越しの準備という時に私の携帯電話に賃貸サイトからメールが来ました。

メールの解除を忘れていたなと思ってみると、そこには私が入居する予定の物件が乗っていました。

仲介手数料なしの物件で。

よく考えれば、この物件は私が確認はしたけれど当初考えていた家賃よりも高くて考えていない物件でした。

 

私の三つ目のしくじりは、事前に調べていた賃貸サイトで物件をしっかり吟味しなかったことでした。

 

1 引っ越しには物件を決めてから一カ月くらいかかる

2 契約には来店が必要なところは何度か現地に行かないといけない

3 賃貸サイトをしっかりと見ていないと余計な出費が必要になる

 

以上の三つが私のやらかしたしくじりです。

 

私を担当した方は丁寧に応対してくれたので、安心して物件を探すことができ、自分で気づいたところは遠慮なく相談できました。

私が契約をしなければ、あの時間も案内した車のガソリン代もすべて赤字ですので、仲介手数料を払うことで安心と自分の気づかなかったこと、知らないことを知ることができました。

そのため最後の三つ目のしくじりに関しては、なるべく無駄なお金を払いたくない人向けにこういうこともあるよと思っていただければ幸いです。

 

私の引越しは迷いの時間があまりありませんでした。迷う時間は決断までの重要な工程です。私のように決断までの時間を短く見積もって、しくじらないようにどうぞ気を付けてください。