三十路からのデスマーチ

何気ない日常がもしかしたら誰かの役に立つかもしれない。

気になっていた在宅ワークの税金のこと

会社に勤めている人は退職するときに「こんなにもらってたのにこんなに引かれていたのか」と気づく国からの徴収金。かくいう私も「こんだけもらってるのに手取りがこんだけなのは全部保険と税金のせいやないかい」とぞっとしたことがあります。

 

さて、数年前に某小説家が脱税をしていたことが話題になりましたが、即座にその税金を払ったにもかかわらず現在もアニメの続編は作られていないという悲惨な話があるように、背後から刺すように「金を払え」とお国に言われないためにも、税金について相談してきました。

場所はもちろん税務署。

 

モデルケースは独身です。扶養には入っていません。税金のことを調べようとすると必ず配偶者の扶養に入っている人のケースばかりでてきますが、今後は一人で生きる人が多いことを予想して参考にしていただけると幸いです。

 

まず税務署のお姉さんに「在宅ワークでの収入があるんですが。」と相談すると即座に「確定申告してますか? 届け出していますか?」とさっそく尋問されます。

これは、私の尋ね方が間違っていました。

この場合の収入は経費を引いて利益になった部分です。私の在宅ワークでの収入は2万円にも満たない金額でもっと言えば在宅ワークをしている通信費やらお店に行った金額を計算すれば趣味としか言いようのない、大赤字の状態でした。

そんなど素人の私の相談に乗ってくださったベテランのスタッフさん。

 

クラウドソーシングの説明から、どういう記事を書いていて、通信費や交通費などなどを計算するとまったく儲けは出ていないのですが、今年は20万円いくらいはお給料がはいりそうなんですが、と現状を相談しました。

すると、そっと象さんのような優しい目で賢くない私にも分かるように説明していただけました。

「貴方の場合まったく儲けが出ていないので、確定申告の必要はありません。しかし、金銭の授受や経費がある場合は帳簿を付けるのが義務です。」

 

簡単に言うと、経費を引いて年間20万円以上儲けが出ていないものは税金がかからないと思っていただいて間違いないようです。

これは他の仕事と掛け持ちしていた場合も同じです。

個人事業だとまた話は変わってくるようで控除の額が30万円以上になっているようです。

本格的に設備投資して始めた場合、他の税金の控除の兼ね合いがあるため、また相談してくださいとのことでした。

しかし儲けが出てない出ていないと思って適当にしていたのは事実なので、きちんと計算した結果、手元にある領収書と差し引くと1万円くらいは利益が出ていました。

 

もっときちんと領収書を取っていれば確実に赤字ですが、この適当にしていた部分が段々と積み重なって最終的に「金払え」という金額に膨れ上がるわけです。

 

大きなお金が動けば、その結果「これはどうなっているのですか?」と尋問されたときに「赤字です!!」と証明する領収書がなければ脱税になってしまう可能性はあります。

 

税金は公共事業の恩恵を受けるためには必要不可欠なもの。正しい金額を納めるのはもちろんですが、ずぼらな管理をして払わなくていい税金を払ってしまうと生活が圧迫されてしまうので、今後は税務署員さんのアドバイスに従ってきちんと帳簿をつけるようにいたします。