身分証明書というのでぱっと浮かぶのが運転免許証です。身分証明書の代名詞ともいっていいと思います。
今は昔、私がまだ花の女子高生だったころ、運転免許なるものは必要かと母に問うと「身分証明書になるからあったほうがいい」と言われました。
なるほど、レンタルビデオの会員証にも、携帯電話の契約にも、不在届を持って郵便局に行った時にも、身分証明書の提示を求められます。
自分が自分であることを証明するための方法として普及してきたこの手続き、勘合貿易を行っていた時から遥かに進歩してきてますね。
同時にそれだけ、他人になりすます犯罪が増加しているということでもあります。
そんな中、とあるブログで「何故免許証のコピーとられないといけないのか」ということを書かれているのを拝見しました。
確かに。レンタルビデオ店では身分証明書のコピーを取りますしau等の携帯電話会社でもイメージ保存されます。
個人情報漏えい事件が注目される昨今。不安に思われる方も多いのでしょう。
このイメージ保存やコピーって、場所によっては断ることもできるそうなんですが、手続きにその分時間がかかるんですよね。
なるべく利用者や契約者に時間をかけずに行おうとしている手順ですが、時間がかかってもいいからコピーしないでほしい、保存しないでほしいという人は「どうしても保存しないといけないのか」聞いてみても良いかと。時間がかかる、手続きが複雑になるけどコピーをとらなくていいですよと返ってくるかもしれません。
「本人が来たんだから身分証明書なんていらないだろう」と怒るのはお門違いです。
本人だと証明するのに必要なものなのです。
海外はよくこういった手続きは厳しいといいます。
私の実体験ですが、30過ぎてから海外旅行に行った際、リカーショップでビールを買おうとしたときパスポートプリーズと言われて、持っていないと答えると、ソーリーとにこりともせず言われてお酒を売ってもらえませんでした。
日本人は若く見られるといいますが、本当でした。