三十路からのデスマーチ

何気ない日常がもしかしたら誰かの役に立つかもしれない。

身分証明書にまつわる思い出

身分証明書というのでぱっと浮かぶのが運転免許証です。身分証明書の代名詞ともいっていいと思います。

今は昔、私がまだ花の女子高生だったころ、運転免許なるものは必要かと母に問うと「身分証明書になるからあったほうがいい」と言われました。

なるほど、レンタルビデオの会員証にも、携帯電話の契約にも、不在届を持って郵便局に行った時にも、身分証明書の提示を求められます。

自分が自分であることを証明するための方法として普及してきたこの手続き、勘合貿易を行っていた時から遥かに進歩してきてますね。

同時にそれだけ、他人になりすます犯罪が増加しているということでもあります。

 

そんな中、とあるブログで「何故免許証のコピーとられないといけないのか」ということを書かれているのを拝見しました。

確かに。レンタルビデオ店では身分証明書のコピーを取りますしau等の携帯電話会社でもイメージ保存されます。

 

個人情報漏えい事件が注目される昨今。不安に思われる方も多いのでしょう。

このイメージ保存やコピーって、場所によっては断ることもできるそうなんですが、手続きにその分時間がかかるんですよね。

なるべく利用者や契約者に時間をかけずに行おうとしている手順ですが、時間がかかってもいいからコピーしないでほしい、保存しないでほしいという人は「どうしても保存しないといけないのか」聞いてみても良いかと。時間がかかる、手続きが複雑になるけどコピーをとらなくていいですよと返ってくるかもしれません。

 

「本人が来たんだから身分証明書なんていらないだろう」と怒るのはお門違いです。

本人だと証明するのに必要なものなのです。

 

海外はよくこういった手続きは厳しいといいます。

私の実体験ですが、30過ぎてから海外旅行に行った際、リカーショップでビールを買おうとしたときパスポートプリーズと言われて、持っていないと答えると、ソーリーとにこりともせず言われてお酒を売ってもらえませんでした。

日本人は若く見られるといいますが、本当でした。

弱いものからノロウィルスの餌食になる

ノロウィルスにかかりました。

理由は簡単。牡蠣鍋をしたときに持ち前のいじ汚さを発揮し、「このくらいでいいだろう。」としゃぶしゃぶした牡蠣を「あ、やばいかもしれない」と思いながらごっくんしてしまったこと。

さて、私はこの牡蠣からきたノロウィルスに最初はきづきませんでした。

熱なし、嘔吐なし、若干お腹が緩い。

ノロウィルスといえば嘔吐と思っていたので、内臓をえぐるような痛みは風邪かなにかとおもっていたのですが、友人から「それやばいやつ。」と言われてお医者さんに行ったならば、判定ノロウィルスをいただきました。

 

 どうやら私の中の抵抗力が頑張っているので軽傷ですんでいるとのこと。

しかし10分置きに襲い来る下痢。

ノロは嘔吐がつらいと聞きましたが、下痢だけならちょろいということはけっしてありません。

おもに、出口が。

ひどい下痢の時に体験したことあるかとおもいますが、出口がひりひりしてトイレットペーパーを当てるのも痛いと感じることがあると思います。

そこから10分おきに置きに水が出れば、もうぼろぼろです。

いつもは使っても一日二回くらいの私の身体はブラック企業並みの過剰ワークに耐えれず涙目でした。

みなさん、ノロウィルスは嘔吐もつらいですが下痢の、おもに出口もぼろぼろになると覚えておくとその恐ろしさが身に沁みて分かると思います。

 

やっと下痢も収まり、食べログで何か胃腸に優しいものを検索したところ、長芋が良いとのことでおかゆに長芋をかけて食べました。

元々長芋が大好きな私。

おかゆだと少し歯ごたえが寂しいですが充分美味しいです。

ちなみに、長芋の栄養は加熱すると失われてしまうので生の状態が一番いいようです。

 

写真を撮影したのですが、下痢の話をしてからアップすると確実にアウトな色合いのため割愛させていただきます。

 

その代わりに某清涼飲料水の空き容器を利用して作った消毒薬についてご説明いたします。

塩素系洗剤を10パーセントの割合で水で薄めると対ノロウィルス専用消毒液になります。余るとコップの茶渋とりにも使えて便利です。

 

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書いておかないとスポーツドリンクと全く同じ色になるので、家族が誤飲するところでした。

見習うべきところは見習う。

久しぶりにサザエのつぼ焼きを食べたのですが、子供のころからこの尻尾のところが苦手です。

いじきたないので、あと少しと一人チキンレースをして苦い思いをします。

 

話は変わりますが、お正月に政治関係の番組を観ると、トランプさんがよく出てきます。そのたびに思うのが、写真のバリエーションが大変豊富で素材にことかかないということ。

ロシアのプーチンさんは大体無表情を使いまわされていますが、彼の吠える表情だけでも素材集ができそうなほどの数。

政治的なことは疎いので「すごい人がきた」とか「クエンティン・タランティーノ監督の映画にこういう人いた」とか小学生の方がもっと賢いことを語れると思うのですが、そんな私でもドルの高騰にはぞっとしました。

トランプ氏が当選するまでは100円近くをうろうろしていたドルが現在120円に届きそうな距離。

彼が就任してわずかのあいだにこのダウンからのアップ。世界経済は彼の手腕に期待しているのでしょう。

嫌われることを恐れないトランプさんを見ていると、自分も見習わないといけないと思うことがあります。

無論、倫理観は決して受け入れられない人ではありますが。

苦手な人でも尊敬できるところは見逃さずにいきたいです。

過去形なら口にしていい。

今週のお題「2017年にやりたいこと」

 

大体物事を始めるときは元旦等のきりのいいときではなく、思い立った時だったりします。

2017年にやりたいとこは、2016年になってから少しずつ積み上げているものの継続で、やっと形として見えてきたように感じます。

プロシュート兄貴が言っているように、行動を言葉にする必要はなく、その言葉を思浮かべた時にはすでに終わっている。

「やりたい」ではなく「やり遂げた」と飲み切ったジョッキを机の上にたたきつけるように宣言したい。

そんな私が2017年やり遂げたいことは自分を変えたいということです。

いままでの惰性で働き、惰性で自分を甘やかし、文句ばかり言う自分を変える。

そしてできれば、誰かのために何かできる人になりたい。

365日のカウントダウンが始まりました。

 

 

無関心から興味津々のターニングポイントは大体二次元。

友人の一人がスポーツが得意で、オリンピックの時も大変白熱しているのを人をダメにするクッションに寝そべって眺めていたことがあります。

私はスポーツが苦手なので自然と野球観戦もサッカー中継も興味がなく、家族がフィギュアスケートに夢中なのもさっぱりわからず、加点方法や技の名前も歓声があがるのですごいのだろうとか、すごい技よりも演技力や丁寧さが大事なんだろうというふわぁっとした感覚でしか見ていませんでした。

そんな私がフィギュアに興味を持ち始めたのが今月に入ってからです。

お察しとは思いますが、スケートを題材にしたアニメを観たからです。

主人公は自己主張が苦手な草食男士。けれどスケートを好きだと言う気持ちは誰にも負けない。グランプリファイナルに出場したけれども、愛犬の死も重なり精神状態は最悪。実力を発揮できず最下位、その後の大会でも成績不振で終わり実家に帰ってきたところから始まりまります。

憧れの世界王者の演技を初恋の女性の前で滑り、その動画がネットにアップされたことから彼の生活は一転、世界王者がコーチとしてやってくるという現実的にはあり得ない展開が進んでいきます。

 

フィギュアスケートのことはよくわかりませんが、一人の選手が自分の選手生命を絶ってコーチとなるというのは並大抵のことでは起こり得ません。

世界王者は何を思って低迷中の選手の元へ来たのか。

二人はどうなってしまうのか。

その展開にファンは毎話夢中になり、次の週まで気になって日常生活に支障をきたすほど。

噂では現実世界のフィギュアスケート界の世界女王が「この話の○○は本当はどうなの? 」と製作陣に問い合わせたという。

そしてグランプリファイナル直前にアニメを観て、見事聖地巡礼を果たしたといいます。

それほどファンの心を巧みに弄ぶこのアニメは、後数時間後に最終回を迎えます。

大河ロスでもう失うものはなにもないと思っている私ですが、この最終回を目撃して果たして生きていけるのか。

二期の情報の有無によっては立ち直れないかもしれません。

ホノルルのおにぎりチェーン店「いやす夢」

海外旅行に行ったら和食が恋しくなるといいますが、ハワイにはおにぎり専門店があります。

いやす夢さんです。

私はこのおにぎり屋さんが大好きなのでもっと有名になってもいいと思っているのです。

パンケーキよりも米のほうが朝食には向いています。

無論私以外にもそう思っている人はいるので、ここに行くと先客がいますし、いなくてもすぐにお客さんがきます。

日本米のおにぎり。

甘い卵焼き。

具だくさんのトン汁。

ハワイでハンバーガーやハンバーガーやハンバーガーを食べた後にどれだけ恋しくなることか。

海外の和食というのは、総じて安くて不味いか高くて美味しいか高くてコレジャナイかのどれかです。

安くてうまいのはいやす夢さんだけです。

忘れません。ABCストアで買った寿司のコレジャナイ感。

うれしことに、いやす夢さんは2016年に生まれ変わったアラモアナショッピングセンターの新フードコートにも出店されているので、業績は良いのでしょう。

最近グッズ展開されているので、きっと現地の人にも人気のはずです。

いやす夢さんのおにぎりはコンビニのおにぎりでは決して出せない、ふわふわのお米なのです。

もしもいやす夢さんのおにぎりしか食べたことのないハワイの人が日本のコンビニのおにぎりを食べると、がっかりするでしょう。

 

いやす夢さんのおにぎりは、なんというか、土曜日の学校帰りにお腹を空かせて帰ったらお母さんがにぎってくれていたおにぎりのような温かみと美味しさがあるのです。

 

 

 


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大河ロスまったなし

真田丸

堺雅人徳川家康が好きな私は毎回ハラハラワクワクしながら観ています。第四十四回のOP映像後半にSEが着いたときにはジョジョの奇妙な冒険も最終回になるとOPにSEついててすごくかっこよかったなと思い出してしみじみしました。

今回の真田丸は生きる人死ぬ人すべてがかっこよくて、歴史の中やドラマの中ではどうしても生まれがちな「悪者」が一人もいない、全員憎めないという素晴らしい脚本。しかしナレーションで結末が語られる、いわゆる「ナレ死」というのが産まれ、どの武将よりも多く人を葬っています。

 

今回の大河は主人公だけでなく、対極にいる徳川家康も魅力ある人物に描かれています。歴史のラスボスという象徴のせいか、昨今マフィアのボスのような冷血な支配者的イメージや、完璧な神様のような存在感を放っていて、二年前の黒田官兵衛でも寺尾聡というかっこいい徳川家康を見て、そうだけど、そうじゃない、なんだか物足りないと感じていました。

大河ではありませんが、信長協奏曲のグラビア雑誌をもらってはしゃぐ徳川家康のような、もっと人間らしい徳川家康は今後の大河では描かれないのだろうかと少し残念でした。

しかし、三谷幸喜はやってくれました。

織田信長明智光秀の濃厚な主従プレイにやや引きつつも傷の手当てをしたり、伊賀越えでは半泣きになりながら崖を下ったり、豊臣秀吉の襲来におびえて真田どころではなくなったり、地震に慌てて木にしがみ付いたり。

そんな中でもラスボスとしての顔もちゃんともっていて、天下泰平のための手段は選ばない。

真田親子が苦しめられる姿を見ても、心に過るのは伊賀越え。

最後の最後まで、真田の血に怯え慌てふためき、必死に逃げ惑う姿を見せてくれるのだろうと思います。

そして大河が終わった後の大河ロスを思うと、今からすこぶる気分が落ち込むのでした。